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ロシア国防省
イスカンダー・ミサイルシステム
の実戦映像を公開

СЮЖЕТ: СПЕЦОПЕРАЦИЯ РОССИИ НА УКРАИНЕ
Минобороны РФ показало кадры работы ракетных комплексов «Искандер»

Izvestia War in Taiwan- #0056 June21 2022


ロシア語翻訳・青山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2022年6月21日

写真:イズベスチヤ

本文

ロシア国防省、イスカンダルミサイルシステムの実戦映像を公開

 ロシア国防省は、ドンバス防護のための特別作戦において、ウクライナ軍(AFU)の軍事インフラ施設を攻撃するイスカンダル作戦戦術ミサイルシステムの戦闘操作の映像を公表した。

 その動作は自動化されるほど手順化されていることが指摘されている。イスカンダル作戦・戦術ミサイルシステムの戦闘員は、短いコマンドの後、直ちに巡航ミサイルを発射するための開始位置に移動する。

 以下は実戦動画のスクリーンショット。出典はいずれもイズベスチア・露国防省。実際の映像は、連続的に行われる映像となっている。コーデック問題があり、ここでは写真の連続として示している。


出典はイズベスチア・露国防省。


出典はイズベスチア・露国防省。


出典はイズベスチア・露国防省。


出典はイズベスチア・露国防省。


出典はイズベスチア・露国防省。


出典はイズベスチア・露国防省。


出典はイズベスチア・露国防省。


出典はイズベスチア・露国防省。


出典はイズベスチア・露国防省。

出典はイズベスチア・露国防省。
出典はイズベスチア・露国防省。


出典はイズベスチア・露国防省。


 防衛省は、「車両が隠れ家から出ると敵の餌食となるので、遅れをとってはいけない」と説明した。

 指揮所では、兵士が戦闘部隊の行動を逐一監視し、計画通りにいかない場合は即座に対応できるようにしている。

 「発射台から遠く離れているにもかかわらず、この機械ですべてのプロセス、すべての通過モードをコントロールしている。アレクサンダー砲兵司令官は、「毎秒、設置した機器が行うすべてのことが私たちに示し、上位の機械に中継される」と語った。

 ロシア国防相(MoD)は、ランチャーが数分以内に発射位置に到達し、搭載された制御システムによって、発射から目標への衝突まで最適な飛行経路を見つけることができると強調した。

 発射の瞬間は敵の反撃があるので危険であり、その時間はあまりない。防衛省によると、施設全体がカモフラージュ・ネットで覆われている。この素材に特殊な化学成分を含浸させることで、AFUの探知機の電波を中和し、敵の偵察からはほとんど見えなくなっている

 「私たちの部隊は、戦闘任務を成功裏に、正確に、時間通りに遂行する。イスカンダルミサイルシステムは、迅速、機動的、高速、正確である。ミサイルは正確に目標に命中した。私たちのミサイルは、敵の防空網に気づかれずに残っている。自走式ランチャーには、最新型のカモフラージュが施されている。これにより、ドローンや人工衛星には、気づかれない」とクルーチーフのローマンは述べた。

 イスカンダルミサイルランチャーは、最大500kmの射程を持つ精密兵器である。イスカンダルミサイルの弾頭は、敵の司令部、装備の輸送隊、防空施設など、ほとんどすべての目標を破壊することができる。

 ※注)ロシアのイスカンダル/カリブルミサイルの到達距離
  到達距離は最大2500km、精度は最大1mまで各種ある
  が、本稿のイスカンダル戦術ミサイルの到達距離は500km

  また上記の戦術ミサイルは、弾道と巡航の2種類があり、
  さらに本稿のような自動式、固定式、戦艦、戦闘機用がある。

  青山貞一

 MLRSの兵器庫には弾道ミサイルと巡航ミサイルがあり、目標への接近時に偽電子妨害装置を発射し、敵の防空システムにはほぼ無敵である。巡航ミサイルは極めて低い高度で移動し、地形を回り込んでしまうので、探知が不可能だ。

 前日、ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ中将は、ロシア軍が巡航ミサイルシステム「バスティオン」を使ってオデッサ近郊の飛行場にミサイル攻撃を行ったと発表した。

 同日、ロシア国防省は、ドンバスでの特別作戦において、西部軍管区のウラガン多連装ロケット砲がウクライナ人戦闘員の拠点を破壊するための射撃作業を実施中の戦闘映像を公開した。