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モスクワ:
ロシアをテロ支援国家に
指定するという米国の発言を
「プロパガンダの動き」と呼ぶ。

Moscow Calls 'Propaganda Move' US Remark
on Designating Russia as Terrorism State Sponsor

Sputnik International  War in Ukraine - #622
April 19 2022


翻訳:池田こみち(E-wave Tokyo共同代表)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2022年4月20日


<写真キャプション:クレムリン遠景と聖ワシリイ大聖堂>
© Sputnik / Alexey Danichev / Go to the photo bank


本文

 モスクワ(スプートニク) - モスクワは、ロシアをテロ支援国家リストに加えることを検討しているとのワシントンによる最近の声明を、プロパガンダの動きとみなしていると、ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は火曜日19日に、述べた。

 「まだ折れていない人を納得させるためには、これが必要です。これは今日、今、秒単位で出てくる考え(出任せ的なもの)で、法律にも事実にも裏付けられていない、誰も事実について全く話さない、これはワシントンの情報とプロパガンダ活動のために今日必要な発言/情報なんです。」とザハロワはYouTubeのソロビョフ・ライブショーに語った。

 法律にも事実にも裏付けられていない、誰も事実について全く話さない、このような考えが次々と出てきているの。

 こうしたアメリカ当局を非難する声明は、アメリカ国務省のネッド・プライス報道官がCNNとのインタビューで、ワシントンがロシアをテロ支援国家に指定する可能性を検討していると述べたことの反動として出たものである。

 米国務省によれば、この定義は「国際的なテロ行為への支援を繰り返し行っている」国に適用される。現時点では、イラン、キューバ、北朝鮮、シリアの4カ国がリストアップされている。


2021年2月16日(火)、ワシントンの国務省で行われた記者会見で話す国務省のネッド・プライス報道官。© AP Photo / Andrew Harnik

 この発言は、ウクライナでの特殊作戦により、米国と欧州がモスクワに制裁を加えたことで、また新たな緊張が高まっている中でなされたものだ。

 ロシアは2月にこの作戦を開始し、ウクライナ軍によるドンバスでの8年にわたる戦争を止めることを目指した。プーチン大統領は、ドンバスにおけるキーウの攻撃は大量虐殺であると強調し、ロシアの目標はウクライナの非軍事化と非ナチ化であると指摘した。