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欧米のプロパガンダ機関、英国BBC
インドのドキュメンタリー番組が放送される
Global Times以前から悪名高い存在だった

BBC as Western propaganda machine has been
notorious  long before India documentary saga

Global Times(中国) War in Ukraine #2820 22 Feb 2023


翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by Teiichi Aoyama Emeritus Professor, Tokyo City University
独立系メディア E-wave Tokyo 2023年2月25日
フェイクニュースはピノキオの鼻のようなもので、嘘をつけばつくほど伸びていく。イラスト:劉蕊 劉瑞/GT

本文

 火曜のイギリスメディアの報道によると、イギリスのジム・シャノン議員は、インドの税務当局によるBBCのデリーとムンバイのオフィスへの家宅捜索は「報道の自由に対するあからさまな攻撃」だと主張したそうだ。

 この非難は、インド当局による税務調査の一環として、インドにあるBBCの事務所が家宅捜索された後になされたものである。しかし、一部の英国の政治家は、「インド」として知られるBBCのドキュメンタリー番組に対するインドの行動と意図的に結びつけている。1月に放送された「モディ・クエスチョン」である。

 復旦大学研究員の宋路成氏によると、BBCは欧米諸国がモディ大統領の統治スタイルを嫌い、英国がかつて植民地だったインドの急速な発展に対して不安を抱いていることを背景に、このドキュメンタリーを制作したという。

 BBCは、欧米の典型的なメディアとして、客観的で事実に基づく報道を謳っている。にもかかわらず、事実を報道するのではなく、オピニオン・ジャーナリズムをやっている。要するに、欧米帝国主義に奉仕するプロパガンダ機関なのだ。BBCは常識的な意味でのニュースメディアではなく、欧米が目を合わせない他国を攻撃するためのツールなのである。

 BBCは自分たちがプロパガンダの道具に過ぎないことを知りながら、それを突きつけられると報道の自由を喧伝する。イギリスの政治家がBBCを国宝として擁護するとき、このプロパガンダマシンが他国では長い間悪名高いという事実を無視している。

 中国のネットユーザーが言うように、BBCは 「陰鬱フィルター」をかけて中国を報道している。BBCの中国に関する映像で、中国の都市の上空がいつも濁り、曇り、霧、汚染されているのはそのためだ。

 一方、欧米は独自の価値観と基準を採用している--自分たちの基準に合うものだけに賛成し、基準に合わないものは何でも禁止するのだ。2021年初め、英国の規制当局ofcomは、香港のデモを報道したことを理由に、中国の国営放送局CGTNの英国での放送免許を剥奪した。

 英国が様々な言い訳をして中国メディアを弾圧した時、なぜ自国メディアの捏造や正義の放棄には目をつぶったのだろうか。

 復旦大学の宋氏は環球時報(GT)の取材に対し、欧米は自分たちの「二重基準」を反省しない、言い換えれば、彼らの辞書には「二重基準」という言葉はない、と述べた。

 「むしろ、西側は自分たちが正しいと思っている。欧米のメディアの敵意、極端な偏見、プロ意識の欠如は、彼らの傲慢さと至上主義的なメンタリティを反映している」と宋は言う。

 欧米は地政学的な理由から現在インドに言い寄っているが、昨年のインドのGDPが英国を上回ったことは、特に英国のインドに対する帝国主義的な考え方のために、英国の品位を傷つけたと宋氏は考えている。

 中国政法大学光明新聞学院の准教授である聶秀江氏は環球時報の取材に対し、西側メディアの報道のあり方は彼らの劣化を表していると指摘した。

 「BBC」に代表される西側主流メディアとその背後にいる利益集団は、長年培った文化的センスと価値基準を失いつつある。東洋が台頭し、西洋が衰退する』という流れに逆らい、中傷や欺瞞に頼って、自国民や国際社会を騙している」とニーさんは指摘した。

 一国のメディアの国際的地位は、国力とメディア倫理の順守で決まる。BBCは後者を失い、英国は前者を失いつつある。欧米諸国が途上国に経済的利益を求めながら、欧米の価値観に忠実であることを要求する時代はとっくに終わったのだ。