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北朝鮮専門家;
AUKUSは核不拡散体制
を崩壊させる

Sputnik 日本

War on Ukraine #3243 7 April
 2023

ロシア語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授
Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University
独立系メディア E-wave Tokyo 2023年4月8日
2023年4月8日, 19:02 3月に会談したAUKUSの3首脳 - Sputnik 日本, 1920, 08.04.2023 © AFP 2023 / Jim Watson

本文

 米英豪の軍事協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」は新冷戦の産物であり、国際的な核不拡散体制を破壊し軍拡競争を加速させる。こうした考えを北朝鮮メディア「朝鮮中央通信」のリ・チョンス論説委員が示している。

 豪州、米国、英国は2021年9月、中国からの脅威を口実に用いて、AUKUSパートナーシップに合意。この協力の肝は豪州を原子力潜水艦で武装させることにある。

 AUKUS加盟3国の首脳らは先月末、米カリフォルニア州サンディエゴで会談し、豪州に核装備のない原子力潜水艦とその製造技術を3段階方式で提供する計画を発表。特に米国は2030年代にバージニア級潜水艦をオーストラリアに3隻供給する計画だが、その際、5隻に増える可能性もある。潜水艦が豪州に売却されるまでは、米英の潜水艦が輪番で豪州に配備される。

 AUKUSについて、リ氏は次のように論じている。

 「核保有国でNPT(核拡散防止条約)の寄託国である米国と英国が、非核保有国である豪州に高濃縮ウランを与えたことは、明らかに核の拡散である。これが公正な国際世論の評価である。ところが、米英豪は潜水艦には核弾頭ミサイルを積んでいないため、核不拡散には違反しないなどと主張している」


原子力潜水艦 - Sputnik 日本, 1920, 14.03.2023

【解説】アジアを分断するAUKUS 原潜配備計画の詳細を明らかにした米英豪首脳 3月14日, 18:07

 リ氏はこのことが米国の「傲慢さ」を示していると加える。

 米国は世界で唯一の超大国として「したいことをする」ことができ、追従する衛星諸国は米国の主張を鵜呑みするだろうとしている。

 また、リ氏は米国が「核兵器クラブへの通行証」を「民族的、血縁的に近く、自らに従属する国々」に与えていると指摘。バイデン米大統領がAUKUSによる協力計画を発表した際に「これは始まりに過ぎない」と述べたことを考慮すると、将来的に豪州にニュークリア・シェアリングで核ミサイルが配備されたり、豪州が高濃縮ウランを「悪用」して核武装する可能性も排除できないとしている。

 「AUKUSが日本やカナダを含む『米国の同志国クラブ』に拡大するのは十分有り得る。日本やカナダは豪州の『思わぬいただき物』を羨ましがっているのだ。こうして、核不拡散体制は名前だけのものとなるかもしれない。米国が遵守を掲げるいわゆる核不拡散は、実際には米国や衛星国のために核武装の一極集中を強化するための道具と化しているのだ」