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米ミリタリーウォッチ誌注目
露革命的対空防衛システム
S-300番台シリーズ

Sputnik 日本

War in Ukraine
#3699
 21 June
2023

独立系メディア E-wave Tokyo 2023年6月21日

2023年6月21日, 09:57 S-300PMU2 - Sputnik 日本, 1920, 21.06.2023 © Ruslan Krivobok

本文

 ロシアの対空ミサイルシステムS-300ファミリーは1975年の運用開始後、S-300PMUが導入されたことで、ロシア他、諸国の防空網に革命を呼んだ。S-300の性能について、米ミリタリーウォッチ誌が紹介している。

 S-300は最初はそれまでのS-75に代わる中距離システムとして就役。長距離防空は最大射程距離300キロのS-200 SAMが担っていた。

 ミリタリーウォッチ誌の記事には次のように記されている。

 「1992年にS-300PMU1が採用されたことで状況は一変した。S-300PMU1とその後継の機は   SA-20(NATOのコードネーム)という全く異なるネームで呼ばれるようになった。シリーズS-300PM/PSがSA-10のコードネームを獲得したということは、それが根本的に新しい性能を持っている事実を反映している」

 SA-20には、最大150キロの射程距離の新型ミサイル48N6が搭載された。48N6のサイズはS-200の数分の1と小型なため、携帯型のシステムに用いることが可能になった。ミリタリーウォッチ誌は、その結果、ロシアの長距離対空防衛システムの「破壊されずに残る確率が格段に上がった」と書いている。


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 1997年に導入された新型のS-300PMU2は射程距離を195キロに伸ばした。S-300PMU2には中距離の戦術弾道ミサイルを撃破する能力が備わった。2007年にラインアップに加わったS-400複合体はこれまでの射程距離をさらに伸ばしている。