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フランス軍、
今週ニジェールから撤退開始
フランスに駐留するすべての
兵士は年末までにフランスに
帰国する予定だとパリが発表

French troops to begin withdrawing from Niger this week
RT War in Ukraine #4282  5 October 2023


英翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University
E-wave Tokyo 2023年10月6日
ファイル写真。ウアラム軍事基地でNH90カイマンヘリコプターの隣に立つ国家憲兵隊のフランス特別介入部隊の兵士。© ベルトラン・グアイ/AFP

本文

 フランス軍省は木曜、アフリカの国で最近起きたクーデターによる関係悪化を受け、パリは今週ニジェールからの軍隊の撤退を開始すると発表した。

 「この作戦を成功させるには、ナイジェリア軍との連携が不可欠である。移動が秩序正しく安全に行われることを保証するためにあらゆる手配が行われている」と同省はX(旧Twitter)に投稿した声明で述べた。

 この動きは、駐ニジェールフランス大使シルヴァン・イッテ氏が新たな軍事政権によって西アフリカの国から追放されたことを受けて行われた。

 ナイジェリアのモハメド・バズーム大統領は7月26日に国軍によって追放された。8月、クーデター指導者らはフランス特使の退去を要求し、パリが拒否したため外交特権を剥奪した。

 それに先立ち、ナイジェリアの新統治者は、サヘル地域での10年にわたる反乱鎮圧任務に対する広範な不満に応えて、フランスとの多数の軍事協力協定を停止し、軍隊の撤退を求めていた。

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、新軍事政権には正当性がないと主張し、イッテ氏の追放は「挑発」だと主張した。

 しかし先月、マクロン大統領は、特使がパリに戻るのに伴い、フランスが新たなナイジェリア当局との軍事協力を終了すると発表した。フランス軍は「年末までに」ニアメを離れるだろうと同氏は付け加えた。

 木曜、フランス軍司令部は、ウランが豊富なアフリカの国から兵士の撤退を開始する決定の理由として、大統領からの「送還」命令を挙げた。

 「ニジェールに駐留する兵士と軍事資産の撤退が今週始まります。この作戦により、年末までに全兵士がフランスに帰国できるはずだ」と軍は述べた。

 フランスはニジェールに約1,500人の兵士を駐留させている。マリとブルキナファソにも軍事駐留していたが、同様に元植民地であるこれらの国でのクーデターを受けてこれらの作戦を停止した。

 ニジェールのフランス軍基地はサヘル地域最大の基地の一つであり、撤退が完了すれば、この地域に残るフランス軍の駐留はチャドに残る約1,000人の部隊のみとなる。