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赤新月社、
イスラエルによるガザ空爆
で患者が死亡と発表

同団体の報告によると、この攻撃による
被害者は判明しているだけで15人
Красный Полумесяц заявил о гибели пациентов во время обстрела ВВС Израиля в Газе
TASS
 War in Palestine #4399  3 November 2023


ロシア語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
E-wave Tokyo 2023年11月4日
© AP Photo/レオ・コレア、アーカイブ 

 ※注:国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の概要
  IFRCは、各国赤十字・赤新月社の国際連合体として人道支援
  活動に指導力を発揮。赤十字社を含む各 国社との協力の下、
  被災者の救援に大きな役割を果たしている。


本文

 ドバイ、11月4日。/タス/。パレスチナ赤新月協会(PRCS)は、アル・シファ中央病院付近の救急車列に対するイスラエル軍の空爆により、15人が死亡、60人以上が負傷したと報告した。同団体の声明はソーシャルネットワークX(旧Twitter)のページに掲載された。

中東での軍事的激化とガザ住民を救おうとする試み。パレスチナ紛争

 声明は、救急車5台からなる車列への空爆の結果、「15人が死亡、病院の入り口にいた民間人60人以上が負傷した」と述べている。「さらに、PRCSの従業員(医師と救急車の運転手)が負傷した」と文書には記載されている。

 同団体はまた、ガザでの紛争開始(10月7日から11月3日まで)以来、人道的任務を遂行中に「赤新月社の医師4名が殺害され、20名以上が負傷し、救急車8台が破壊された」と報告した。PRCSは「医療チームに対する意図的な攻撃は戦争犯罪であり、ジュネーブ条約への重大な違反である」と述べた。

 これに先立ち、世界保健機関のテドロス事務局長は、アル・シファ病院近くで救急車が襲撃されたとの報道に衝撃を受け、即時停戦を求めたと述べた。

 イスラエル軍は11月3日金曜日、ガザ地区の行政中心地にあるアル・シファ中央病院に隣接する地域を攻撃した。この空爆は、エジプト国境にあるラファの検問所に負傷者を運ぶ救急車の車列を襲い、さらにその時点で数台の救急車も待機していた病院の入り口付近を襲った。