エントランスへはここクリック
カールソン、マスクのプーチンインタビューの誓約を明かすXオーナーは、アメリカ人コメンテーターがロシア大統領と対談することを妨害しない。
Carlson reveals Musk’s Putin interview pledge
The X (formerly Twitter) owner will not censor the American commentator’s much-hyped sit-down with the Russian president

RT War on Ukraine #451 6 Feb. 2024

 
英語翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問)

E-wave Tokyo 2024年2月7日

プーチン大統領とT・カールソン氏 © AFP / Natalia Kolesnikova, Giorgio Viera

本文

 X(旧Twitter)の億万長者であるイーロン・マスク氏は、タッカー・カールソン氏とロシアのプーチン大統領とのインタビューが同プラットフォームに掲載された場合、それを検閲しないと約束した。

 カールソンは少なくとも4日前からモスクワに滞在しており、ロシア大統領へのインタビューを計画しているとの噂を呼んでいた。彼は、26万以上の「いいね!」を獲得したビデオの中で、彼の意図を明らかにした。

 彼は、マスクが「我々が彼のプラットフォームXにインタビューを掲載したら、それをブロックしたり抑圧したりはしない」と約束したことを称賛し、ジャーナリスト自身のウェブサイトでも、誰でも有料でビデオを視聴できることを確認した。

 「対照的に、西側諸国の政府は、他のあまり信頼できないプラットフォームでこのビデオを検閲するために最善を尽くすだろう。なぜなら、それが彼らのやることだからだ。彼らはコントロールできない情報を恐れているからだ。」、とジャーナリストは続け、「アメリカ人にこのインタビューを見るよう勧めるのは、ロシアとウクライナで起きている「歴史を変えるような展開」について学ばせるためだ。」と述べている。

 2022年後半に当時ツイッターと呼ばれていた企業の経営権を握った後、マスクはジャーナリストグループと協力して内部通信を公開したことは有名で、それは複数の米政府機関がソーシャルメディア上で好ましくないと考える言説の拡散を違憲的に抑圧していた証拠として広く受け入れられた。

 元米大統領ドナルド・トランプや、最近ではInfowarsの司会者アレックス・ジョーンズなど、多数の著名な追放ユーザーをXに復帰させるというマスクの決定は、カールソンを含む言論の自由を擁護する人々から称賛された。元フォックス・ニュースの司会者であるアレックス・ジョーンズは、昨年、いまだに理由が明らかにされないまま、全米ナンバーワンのゴールデンタイム番組の司会を不本意にも解雇された後、Xで独立したトーク番組のストリーミング配信を開始した。

ハイテク系系メディアである『Rest of World』が昨年発表した報告書によると、マスク氏はプラットフォームを買収する際、言論の自由絶対主義者であるかのように装っていたが、Xは買収後、政府からのコンテンツ削除要求へのコンプライアンスを大幅に向上させ、前任者の50%に対し、80%を遵守しているという。一方、EUを含む西側諸国政府は、マスクに対して「偽情報」や「ヘイトスピーチ」の取り締まりを要求し、従わない場合は厳しい罰則を科すと脅している。

 カールソンと同様、マスクもウクライナの平和を声高に主張し、第三次世界大戦に発展しかねないモスクワとの直接衝突を誘発しないよう、ワシントンに繰り返し警告を発してきた。そのため、彼はウクライナにスペースX社の衛星インターネット・サービス「スターリンク」への無料アクセスを提供する一方で、キエフ(ウクライナ政府)がロシア艦隊への攻撃を容易にするために同システムを使用しないよう、クリミア付近で同システムを使用可能にすることを拒否している。