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 NATO軍がウクライナに展開すれば、
それは「壊滅的シナリオ」
ロシア上院議員トップが語る

‘Catastrophic scenario’ if NATO troops
deploy to Ukraine – top Russian senator

RT War on Ukraine #4644 28 Feb. 2023


英語翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問

E-wave Tokyo 2024年2月28

写真キャプション:ウクライナとNATOの旗 ファイル写真 Getty Images / LightRocket / SOPA Images / Dominika Zarzycka

本文

 ロシア連邦評議会の副議長であるコンスタンチン・コサチョフ氏は、フランスのエマニュエル・マクロン大統領による軍隊派遣の可能性に関する発言について、火曜日にテレグラムに投稿した。コサチョフ副議長は、フランスの指導者が示したアプローチは、事態が「破滅的なシナリオ」に発展する危険性をはらんでおり、クレムリンはこの動きを容認しないと警告した。

 「これは、もはやNATOの戦争への関与ではなく、同盟が直接敵対行為に入る、あるいは宣戦布告とさえ解釈されかねない一線だ」とコサチョフ議員は書いている。

  同議員のコメントは、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官の発言と呼応している。同報道官は、この動きによって、アメリカ主導のブロックとモスクワの直接衝突が「可能」になるだけでなく、実際に「不可避」になると述べた。

 ウクライナに地上軍を派遣するというアイデアは、月曜日にマクロン大統領がパリで開催された欧州首脳会議の後に記者団に語った際に提起された。大統領は、ロシアがウクライナを制圧するのを阻止するために西側諸国は手段を選ばないと主張し、軍隊の派遣を含むいかなるシナリオも排除できないことを示唆した。

 「力学的な観点から言えば、何も排除することはできない。我々は、ロシアがこの戦争に勝利するのを阻止するために必要なことはすべて行う」と述べ、一方で、兵力問題についてNATO加盟国の間でコンセンサスが得られていないことを認めた。

 この発言を受けて、NATOの同盟国は公にこの提案を拒否し、NATOの指導部はウクライナに軍隊を派遣する準備は実際には存在しないと主張した。

 イェンス・ストルテンベルグ事務総長は、「NATOの戦闘部隊がウクライナに駐留する計画はない」と述べ、アメリカを含む同盟加盟国数カ国は、そのような意図を否定する別の声明を発表した。