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米英がノルド・ストリームを爆破
- ロシア・トップ・スパイ

ロシア対外情報庁のセルゲイ・ナリーシキン局長は、破壊工作の「間接的な証拠」が犯人によって残されていた、と述べた。
US and UK blew up Nord Stream – Russia’s top spy. Some “indirect signs” of sabotage were left by the perpetrators, SVR, head Sergey Naryshkin has said

RT War on Ukraine #4697 5 Mar. 2024


英語翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問)
E-wave Tokyo 2024年3月7日

ロシア対外情報庁長官セルゲイ・ナリシキン氏 © Sputnik / Kirill Kalinnikov

本文

 ロシア対外情報庁(SVR)のセルゲイ・ナリーシキン長官が、ノルド・ストリーム・ガスパイプライン2本を破壊した爆発の背後にはワシントンとロンドンがいたと語った。

 ロシアの天然ガスをドイツに直接供給するために建設されたこのエネルギー・パイプラインは、2022年9月、何者かによる連続爆発で破壊された。この地域で経済圏を共有するドイツ、デンマーク、スウェーデンは、共同作業に合意できなかったため、それぞれ個別の調査を開始した。しかし先月、ストックホルム、そしてコペンハーゲンはそれぞれの調査を打ち切った。

 「確かに、犯人を示す間接的な手がかりはあった。これらの間接的な証拠は、犯人たち自身が残したものだ。モザイクが完成した。そしてこのモザイクは明らかに犯人を指し示している。」、とナリシキンは火曜日の『ソロビョフ・ライブ』で述べた。

 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とモスクワの高官たちは以前、アメリカがこの妨害行為から最も多くの利益を得ていると主張し、パイプライン建設に反対するワシントンの姿勢を指摘していた。モスクワはまた、西側諸国が調査を妨害していると非難した。

 アメリカのジャーナリスト、タッカー・カールソンとの最近のインタビューで、プーチンはCIAに矛先を向け、ノルド・ストリーム破壊の背後にアメリカがいると主張した。プーチンは、どのような証拠がその結論に至ったのかについては明言を避けた。

 調査報道記者のシーモア・ハーシュは2023年2月、彼の情報源によれば、ジョー・バイデン米大統領がパイプラインの爆破を個人的に命じたと述べた。ハーシュ記者は、バイデンはウクライナ紛争におけるドイツのロシアへの反感を固め、EUの西側エネルギーへの長期的な依存を確実なものにしようとしていたと主張した。ホワイトハウスはこの疑惑を否定したが、プーチンはハーシュの推論はもっとも
だと述べている。


本稿終了