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マクロンは「臆病者」-
メドベージェフ大統領

メドベージェフ前ロシア大統領は、フランスの指導者がキーウ訪問を延期することを予測していたと主張している。
The former Russian president claims he predicted that the French leader would postpone his visit to Kiev
RT War on Ukraine #4728 12 Mar. 2024


英語翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問)
E-wave Tokyo 2024年3月12日

資料写真 © Sputnik / Ekaterina Shtukina

本文

 エマニュエル・マクロン仏大統領がウクライナ訪問を延期したのは、彼が病的な臆病者だからだと、ドミトリー・メドベージェフ元ロシア大統領が指摘。エリゼ宮は月曜、マクロン大統領の待望のウクライナ訪問は「今後数週間のうちに」行われると発表した。

 この発表は、フランスの指導者によるウクライナ訪問の3度目の延期を意味する。マクロンは当初、先月二国間の安全保障協定に署名するためにキーウを訪問する予定だったが、結局この文書はウラジーミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領のパリ訪問中に署名された。

 「マクロンがキーウ訪問の準備たって?しかし、彼は動物学的な臆病者だ!」とメドベージェフはX(旧ツイッター)にフランス語で投稿し、マクロンの事務所に「替えの下着を数枚」用意し、「強烈な悪臭」に備えるよう勧めた。

 メドベージェフが、このメッセージを書いたのは午前中だったが、投稿しようと思ったときにはすでにフランス大統領は「自○」しており、予定されていた訪問を取りやめたと発表しており、「かわいそうなフランス!」とメドベージェフは付け加えた。

 ポリティコは月曜日に、マクロン大統領はキーウに急ぐ代わりに、同盟国との協議のために「必要な時間を取り」、「具体的な成果を持って」ウクライナを訪問したいと、匿名のフランス外交官の話を引用して書いた。

 ここ数週間、フランス大統領はロシアに対するタカ派的なレトリックをエスカレートさせており、2月下旬にはウクライナへの西側軍の派遣は否定できないと示唆した。先週火曜日にはプラハで、ウクライナとロシアの対立の中でキーウへの支援を強化するよう欧州諸国に呼びかけ、欧州は「臆病者にならないことが適切な時代」に直面していると述べた。

 NATO加盟国は、ウクライナの最大の戦争支援国であるアメリカからの資金が枯渇することを懸念し、キーウへの軍事援助を強化しようとしている。今年初め、ホワイトハウスは、ワシントンがこれまでにウクライナに割り当てた1130億ドル以上の資金を使い切ったと発表した。追加で600億ドルの米国からの資金援助がまだ議会で保留されているが、最近になって、この資金を配るのではなく、キーウに貸し付けるべきだという意見が出された。

 モスクワは、西側のウクライナへの軍事援助は紛争の流れを変えることはほとんどなく、敵対行為を拡大し、不必要な死者を出すだけだと主張している。欧米軍をウクライナに派遣する可能性に関するマクロン大統領の発言について、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、そうすればNATOとロシアの直接衝突は「避けられないものになる」と警告した。