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 モルドバ自治区の首長
侵略の場合は
「ロシアに訴える」

"Nous ferons appel à la Russie" en cas d’agression,
selon la cheffe d'une région autonome moldave

Sputnik Africa(French)
War on Ukraine #4956 10 Apr. 2024


フランス翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
E-wave Tokyo 2024年4月11日

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とガガウジア・エフゲニア・グシュル・モルドバ自治区長 - スプートニク・アフリカ、2024年4月10日 ©スプートニク。ミハイル・メッツェル

本文

 「そのような事態にならず、当局が良識を示してくれることを願っている。そうでなければ、もちろんロシアを含むすべての国に訴えるつもりである」と、エフゲニア・グートルル氏は、モルドバが独立を宣言した場合、モルドバ軍が派遣される可能性についてスプートニクに語った。

 ガガウジア首長によるこの声明は、ルーマニアがモルドバとの統一という考えに賛成していると述べた後に出されたもので、モルドバがEUに加盟すればそうなる可能性がある。 「モルドバ自治共和国に住む」ことを望んでいるガガウジアにとっては、この見通しは不快なものである。

 しかし、同国当局がルーマニアとの統合を決定した場合、「措置を講じる」だろうとグシュル氏は述べた。
気になる統一

 モルドバは沿ドニエストルを除き、第一次世界大戦後1940年までルーマニアの一部であった。

 現在、両国では統一を求める声が高まっている。モルドバ外務大臣は4月初旬、ルーマニア当局の多数の代表者およびモルドバの政党員が両国家の統一という考えを推進していると報告した。

 しかし世論調査によると、モルドバ人の大多数はルーマニアによる併合に反対している。したがって、マーケティング社会調査研究所IMASが昨年3月に実施した世論調査によると、モルドバとルーマニアの統一を目指す大統領に投票すると回答した有権者はわずか8%だった。

ガガウジアの位置


赤色の枠内がガガウジア  出典:グーグルマップ

 2014年2月、ガガウジアで住民投票が行われた。

 最終的に、参加者の96%がモルドバのEUへの統合にノーを表明し、同国のロシア、ベラルーシ、カザフスタン関税同盟への加盟に賛成した。同数の国民が、モルドバがルーマニアに加わった場合の「自治権の延期」という考えを支持した。

 キシナウとガガウジアの関係は、モルドバの与党親欧州党が野党が勝利したガガウジア首長選挙を違法と宣言しようとしたことを受けて、2023年に悪化した。

本稿終了