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ウクライナはいかなる停戦も
有利に利用する可能性が
あるとクレムリンは述べた

 
モスクワ、フランスのオリンピック休戦提案に反応
Moscow reacts to French Olympic truce proposal. Ukraine could use any ceasefire to its advantage, the Kremlin has said
RT
War on Ukraine #4989 17 Apr. 2024


語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
E-wave Tokyo 2024年4月17日

写真/オリヴィエ・マティス ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相。アーカイブ写真 © キリル・クドリャフツェフ/AFP


本文

 クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は火曜、ウクライナは戦場で優位に立つためにロシアが遵守した停戦協定を利用するのが通例だと述べた。彼はフランスのエマニュエル・マクロン大統領による「オリンピック停戦」の提案に応じていた。

 月曜、フランス大統領は、7月と8月にパリで開催予定の2024年オリンピック期間中の世界的な敵対行為の停止を呼び掛けた。同氏はフランスのメディアとこの考えについて議論する際、特にウクライナ紛争とガザ戦争について言及した。

これに対し、クレムリンのペスコフ報道官は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領も同様の取り組みについて何度も質問されたと述べた。

「我が国の大統領も軍関係者も、キエフ政権は再編や再軍備などに通常そのような考えや取り組みを利用していると指摘している。このことが確かにそのような取り組みを検討することをはるかに困難にしている」とペスコフ氏は述べた。

 いずれにせよ、ロシア政府はこの点に関してフランスからいかなる正式な提案も受け取っていないと付け加えた。

 マクロン大統領が先月、ウクライナでのオリンピック休戦を示唆した後、プーチン大統領は、停戦の呼びかけを検討する際にはモスクワは自国の利益と戦場の状況によって動かされるだろうと主張した。

 「我々は和平交渉を支持するが、相手が弾切れを起こしているために呼び出されたものではない」とロシア指導者は述べた。ロシア政府は、キエフが「両国間の真に平和で長期的な善隣関係の追求に実際に真剣であり、再軍備のために数年間立ち止まることはない」と期待していると付け加えた。

 マクロン氏は、ウクライナへの軍事支援の継続を主張する西側指導者の一人だ。同氏は、今後何年にもわたってキエフに武器を供給できるよう、フランスの武器生産を拡大すると誓った。

本稿終了