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爆発でオランダ軍兵士に死者

掲載日:2004.5.12

 ついにイラクのサマワでオランダ軍の兵士に死者が出た。日本政府はこれでもサマワは「非戦闘地域」と言い張るのだろうか?


NHKニュースより  爆発でオランダ軍兵士に死者

 オランダの国防省によりますと、現地時間の10日午後9時50分ごろ、サマーワ市内の橋の警備にあたっていたオランダ軍兵士に向けて、同じ橋を通過したオートバイに乗った何者かが、複数の手投げ弾を投げつけました。

 これらの手投げ弾が爆発し、オランダ軍兵士2人が、近くにあるオランダ軍の駐屯地内の病院で手当てを受けていましたが、このうちの1人がまもなく死亡しました。

 また、もう1人も重傷を負いましたが、命に別状はないということです。オランダ軍では、手投げ弾を投げつけた者の行方を捜査していますが、国防省当局者は、人数など詳しいことは分らないとしています。

 オランダ軍は、サマーワとその周辺に1200人余りが駐留して治安維持にあたっており、これまでに駐屯地が迫撃弾による攻撃を受けたことはありましたが、攻撃による死傷者が出たのは初めてです。

 オランダでは、今年夏に駐留期限が切れるのを前に、政府は駐留を延長する方針を示していますが、現地での治安の悪化などを受けて野党の一部はこれに反対しており、近く議会で駐留延長の是非をめぐる論議が行われる予定です。
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