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山梨県身延町探訪
古民家門西住宅
Kadonishi Old house in Futabe Yamanashi pref.

青山貞一・池田こみち
Teiichi Aoyama / Komichi Ikeda
 独立系メディア E-wave Tokyo 2022年5月

 

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古民家門西住宅1  古民家門西住宅2

 山梨県に行く前、奥ノ湯金山を調べていたら、 奥ノ湯金山博物館から毛無山の中腹に向かう途中に、
国指定文化財、門西家住宅があるという。

 そこで、車で近くまで行き、その先は石畳となっており、さらに急勾配なので、車を道のそばに駐車して、歩いて古民家まで登った。

 以下は博物館から門西家住宅までの地図である。途中までは車で行き、その後、歩いた。


出典:グーグルマップ

 以下は、歩き出して少し石畳の道を登ったどころで撮影した写真。写真では分かりにくいが、道は結構勾配がある。車で登る限界なのと、石畳なので、歩いた。

 さらに途中からポツポツと雨が降り出した。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2022-5

 下の写真は下りのときに池田こみちが撮影したもの。


撮影:池田こみち iPhone 2022-5

 以下は、到着した門西古民家の全体の写真である。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2022-5


概説

 門西家は、もとは佐野姓を名乗っており、戦国期には穴山氏に属していた。慶長2年(1597)に門西と改姓し、江戸時代は湯之奥金山や山林管理など湯之奥村名主、関守を代々つとめてきた。

 この建物は、江戸時代中期初頭に建てられた広間型形式で、規模が大きく梁組が整然とし、木割が太いことが特徴となる。

 主屋中央に板敷の広間があり「あがりば」と「だいどころ」に分かれる。広間の右側は畳敷きの「ざしき」、「おくのま」、「なんど」、左側は「どま」となり、正面東よりに大戸口がつく。室内には天井が張っていないので、大黒柱に曲がりの自然材の梁がかかっている小屋組のようすがよくわかる。

 この門西家住宅は、破損・老朽化がはなはだしかったので、昭和44年に解体修理工事を実施し、当初の姿にもどしたものが現在の建物である。

指定日:昭和39年5月29日
所在地:湯之奥255
所有者:個人
時 代:江戸中期
大きさ:桁行14.67m、梁間9.19m
備 考:『山梨県の民家』


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2022-5


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2022-5





撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S9900  2022-5